actril®

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actril®

アクトリル、アクトリルクリーンルーム仕様において、製造元であるCantel Medical Corporation の、STERIS 社による買収に伴い、ブランド名が変更となります。詳細につきましては、添付の資料にてご確認ください。

PBioアクトリルは、無希釈・無調製ですぐに使える、真菌胞子・細菌芽胞・ウイルスにも有効な過酢酸系除菌剤です

PBioアクトリル 製品特徴

【特長1】
過酢酸の優れた殺菌力で、芽胞菌・真菌・ウイルス等多くの微生物に有効で、有機物の存在下でも効果を発揮します

過酢酸の優れた殺菌力は古くから知られています。PBio アクトリルは、殺菌・殺芽胞・殺真菌・殺ウイルス効果に優れ、有機物の存在下でも有効です。その優れた効果から、米国環境省EPA により「低温滅菌剤」として許可され(Reg. No.52252-7)、欧米の研究機関、製薬企業を中心に20 年以上の使用実績があります。

PBio アクトリルはそのままでは平衡が保たれています。微生物と出会ったり、噴霧した時に、遊離した活性酸素が細胞内の酵素にあるーSH 基やS-S 結合を破壊して不活性化したり、発生したラジカルが膜組成を酸化し細胞膜を破壊して、殺菌作用を示すといわれています。

■作用機序

【平衡状態】
CH3COOH
(酢酸)
+ H2O2
(過酸化水素)
↑↓
CH3COOOH
(過酢酸)
+ H2O
(水)
【反応状態】
CH3COOOH O2-
【反応終了】
CH3COOH
(酢酸)
O2
(酸素)
H2O
(水)

【特長2】
米国EPAおよびFDA認可品のPBio アクトリルは劇物やアルデヒドフリーです。優れた生分解性を持ち、残留毒性もなく安全です

PBio アクトリルは一般的な過酢酸製剤に比べ、低い過酸化水素および過酢酸含有量で安定して高い効果を発揮します。そのため、医薬用外劇物に該当せず、万が一皮膚に触れても安心です。反応後は酢酸、水、酸素に分解されるため残留毒性がありません。
使用中もアルデヒドを含む有害な蒸気を発生しないので、手軽にスプレーしてお使いいただけます。

残留毒性がなく、人に対する高い安全性を持つPBio アクトリルは、FDA により、透析装置、透析液ライン等、医療用具の滅菌消毒のための使用が認められています。ヨーロッパではCE マークを取得しており、厳しい基準で常に一定の品質が保証されています。

■含有量

有効成分 含有量
過酸化水素 0.80%
過酢酸 0.06%

■PBioアクトリルの環境毒性試験

試験内容 結果
急性吸入毒性 微侯認められず
初期皮膚刺激性 皮膚刺激性なし
亜慢性皮膚毒性 皮膚毒性なし
皮膚感受性試験 皮膚感作性物質なし
皮膚腐食性試験 皮膚腐食性なし
初期目刺激性 視覚組織への腐食あり
急性経口毒性 LD50=50g/Kg

【特長3】
無希釈・無調製ですぐに利用が可能で、高い安定性で常温で長期間保管できます。一般的な実験室の表面材質に適合しています

PBio アクトリルは、使用前の希釈や調製が必要ありません。劇物に該当しないので、保管管理も容易です。開封後も元のボトルのままキャップをしっかりと閉めれば常温で長期間保管できます。実験室にあるほとんどの硬質の非多孔質表面に使用できます。下表に示されている材料から製造された医療用具や原料で試験し、適合性を確認しています。銅、真鍮、および軟鋼などの金属を腐食する性質があります。下表にない材質は使用前に適合性試験をお勧めします。

■PBioアクトリルの適合材質

金属 プラスチック エラストマー
  • ステンレス(316)
  • アルミ合金
  • ポリプロピレン
  • テフロン
  • ABS
  • ポリエチレン
  • PVC(ポリ塩化ビニル)
  • ポリカーボネート
  • Tygon
  • シリコンゴム


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