蒸気化過酢酸除染システム VPASS
バイオセーフティーキャビネット(BSC)等の庫内の微生物汚染対策の新提案!


蒸気化過酢酸【VPA】除染システム「VPASS〈ヴイパス〉」は、「殺芽胞剤」である過酢酸を蒸気化してHEPAフィルタを含めたBSC等の庫内を除染するシステムです。
【VPAは、Vaporized Peracetic Acid(蒸気化した過酢酸)の略です。】
過酢酸の高い除染能力を維持しつつ、設備の腐食リスクを軽減でき、簡便・短時間での除染作業が可能です。
また、除染後にガス回収機能を有するため、屋外排気が不要です。
簡単操作で除染できるので、ユーザー様で手軽に作業いただけます。
蒸気化過酢酸除染システム「VPASS」の特徴
- 過酢酸を蒸気化して庫内に充満・循環して除染
- JIS K3800(2021)※に準拠したBSCの除染評価確認済み
- HEPA/ULPAフィルタを含めたBSC内部全体のバイオ除染が可能
- 迅速性 簡易養生で除染可能<準備~片付けを約半日で除染作業完了>
- 除染から薬剤の回収までを本システムで実施(HEPAフィルタ、ケミカルフィルタを搭載)
- 安全性 低濃度VPAでの除染(除染中の同一空間への立入可能)
- 腐食リスクの低減(低薬剤濃度、湿度調整)
※ JIS K3800 2021 附属書B 除染及び除染方法の評価 B.2 除染方法の評価
除染作業時間の比較(当社調べ)
| 除染剤名 | 準備・養生 | 除染 | 中和 | ガス 回収 |
排気 ・換気 |
片付け ・復旧 |
合計時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 過酢酸 | 20分 | 120~180分 | - | 30分 | - | 15分 | 185~ 245分 |
| ホルム アルデヒド |
120分 (厳重な養生) |
660分 (ホールド時間) |
180分 | - | 半日 | 60分 (清掃&養生の解除) |
1,320分 |
| 二酸化 塩素 |
120分 (厳重な養生&遮光) |
90~120分 高濃度:60分 |
- | 30分 | 30分 | 60分 (養生の解除) |
330~ 360分 |
過酢酸除染剤の特徴
- PIC/S GMP Annex1 改訂版(2022)に準拠した殺芽胞剤の1つです。
- 第十八改正 日本薬局方※に収載されている除染剤です。
- 過酢酸は生分解性があり、分解されると人体には無害な酢酸になり、また残留毒性もなく安全性が高い除染剤です。
- 日本薬局方に収載されている除染剤のなかで、過酢酸は高い有効性と安全性を有しています。
※ 参考情報「消毒法及び除染法」(G4-9-170)
日本薬局方に収載されている除染剤の特徴
| 過酢酸 | 過酸化水素 | ホルムアルデヒド | |
|---|---|---|---|
| 除染効果 | 〇 | 〇 | △ 耐性菌報告あり |
| 薬剤安全性 | 〇 | × 劇物(6%以上) |
× 発がん性あり |
| 残留毒性 | なし (酢酸、酸素、水に分解) |
なし (水と酸素に分解) |
あり |
| 金属腐食性 | あり | あり | あり |
| 後拭き作業 | なし | なし | あり |
| 対象エリア養生 | 簡易 | 厳重 | 厳重 |
| その他 | 酢酸臭(感知可能) | 無臭(感知不可) | 刺激臭(感知可能) |
除染風景
VPASSでは、写真のような簡易的な養生で除染が可能です。


日本薬局方に収載されている除染剤の特徴
| 過酢酸 | ホルムアルデヒド | 二酸化塩素 | 過酸化水素 | |
|---|---|---|---|---|
| 薬剤濃度 (目安除染時間) SAL6レベル |
30~50ppm (2~3時間) |
600ppm (12時間) |
約1000ppm (1~2時間) |
200ppm (6時間) |
| 分解 | 大気中で徐々に分解 | 非常に遅い (生分解) |
紫外線で容易に分解 | 大気中ですみやかに分解 |
| 分解生成物 | 酢酸、酸素、水 | - | 塩素酸、塩酸 | 酸素、水 |
BSCの除染評価試験
<試験・評価方法>
JIS K3800 2021 附属書B 除染及び除染方法の評価
B.2 除染方法の評価
【結果】
全てのBI(バイオロジカルインジケーター)設置場所・検証において、除染有効となり、除染成功の判定となった。
| BSCメーカー 外寸(WxDxH)mm |
E社 1978x860x1975 |
P社 1800 × 793 × 2282 |
N社 1800x792x2040 |
|||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 検証回数 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | |
| 除染時間 | 3時間 | 3時間 | 3時間 | 3時間 | 3時間 | 3時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 | |
| 設置場所 | ①排気フィルタ中央 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ②排気フィルタ外壁 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| ③排気フィルタ外壁 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| ④汚染正圧域 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| ⑤作業台トレイ下 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| ⑥吹出しフィルタ上流 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 除去成功判定 | 除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
除去 成功 |
|
- 〇
- :除染有効 一対のBIの両方が培養陰性または片方だけが培養陽性
- ×
- :除染無効 一対のBIが両方とも培養陽性
- 除染成功
- :6対のBI測定箇所全てが除染有効の場合
- 除染不成功
- :2か所以上が除染無効
- 条件付き除染成功
- :1か所だけが除染無効
VPA除染によるBSCの腐食の程度を調査
<実施 例1>
- 対象BSC:E社製(外寸:1978x860x1975mm)
- VPA除染装置で10回除染実施した後の写真
【結果】
BSCの素材、構造または性能への影響を発見できなかった。

<実施 例2>
- 対象BSC:N社製(外寸:1800x792x2040mm)
- VPA除染装置で20回除染実施した後の写真
【結果】
BSCの素材、構造または性能への影響を発見できなかった。

除染でのお困りごとにご提案
- BSCのメンテナンス前に除染をしたい。
- 細胞製品のロット切替の際の無菌化したい。(チェンジオーバー作業)
- ホルムアルデヒドによる除染の代替法を探している。
- JIS(日本工業規格)に対応した除染法を探している。
- 既存装置に、除染機能を付け加えたい。
★装置のレンタルをお考えの方も、お気軽にお問い合わせください。

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