チューブ継手
ミリサイズとインチサイズのチューブをジョイントで繋ぎたいのですが、良い方法はありませんか?
プッシュワンEシリーズ継手のφ8サイズを使用していますが、開放スリーブに5/16とも刻印されています。両サイズ兼用なのですか?
兼用ではありません。金型を共用しているためφ8とφ5/16の刻印になります。φ8サイズは開放スリーブがミリサイズ色の青色で、φ5/16は白色となります。
クイックシールシリーズ継手のスリーブは何回も使用できますか?
スリーブは樹脂製、真鍮製に関わらず再使用不可です。1回毎に新しいスリーブと交換して下さい。
プッシュワンEシリーズ継手やクイックシールシリーズ継手のねじ部に施されているシール加工の材質は何ですか?
フッ素樹脂を主成分とするシール材です。
プッシュワン式のフィッティングに樹脂管以外の銅管、及びアルミ管を接続する事は出来ないのでしょうか?
出来ません。弊社のプッシュワン式継手(Aシリーズ)は、樹脂チューブにロックリングと呼んでいるエッジを持った皿バネを食い込ませる事によって、チューブとフィッティングを保持しています。銅管、アルミ管では、このロックリングが食い込む事ができないので保持することができません。
プッシュワン継手は何度でも繰り返し着脱できるのですか?
プッシュワン継手へのチューブの着脱は5回を目処とし、5回を超える場合はチューブ先端の傷部を切り落として挿入してください。但し、5回以内でもチューブの着脱状況によってはチューブ先端部に著しい傷が付いたり、使用条件によってはシール材の圧迫によりチューブに凹みが生じることがあります。これらの傷や凹みが認められた場合も、この部分を切り落として挿入してください。
継手形状呼称で使用されている「ユニオン」とはどういう意味ですか?
英語で「結合」を意味します。当社ではチューブどうしを結合する継手をユニオン継手と呼んでいます。
R(PT)ネジ部にシール加工された継手に、さらにシールテープを巻いて使用したいのですが問題はありますか?
使用上問題はありません。シール加工を施したネジは、繰返し使用しますとシール性を発揮しなくなります。その際もネジ部にシールテープを2~3回転巻き接続を行なえば、使用可能です。
継手が電食によって腐食してしまいました。電食を防止する方法はありますか?
電食を防止するには、他の金属配管と同材質の金属材料の継手を使用することをお薦めいたします。電食とは、互いに異なる金属と金属が接触している場合に、各々のイオン化傾向の違いにより、電荷の移動がおこなわれる腐食のことです。したがって、電食は異なる金属材質を接続した場合に発生し易い傾向にあります。例えば、耐食性の良いステンレス材料などを使用した場合は、相手側の金属配管材が電食し易くなる傾向があります。例えば、ステンレス材料とアルミ材料を接触させて使用した場合には、ステンレス材よりもイオン化傾向の大きいアルミ材料が電食し易くなる傾向にあります。
プッシュワンEシリーズ継手の衝撃圧力耐久性は?
JIS B 8381に適合します。使用条件により異なりますが、チューブ無着脱で内圧0.5MPaを繰り返し加圧した場合、500万サイクル以上チューブ抜け、規格外れの漏れはありません。
例えば、ミリサイズのメスコネクタと、インチサイズのコネクタでねじサイズを合わせて接続させる方法があります。ケミフィットC1シリーズでは、φ1/4とφ6、φ3/8とφ10を接続できるユニオンコネクタがあります。