高圧樹脂ホース・ホース継手

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高圧樹脂ホース・ホース継手

ホースアセンブリ長さの公差はどうなっていますか?JIS等の規格も教えてください。

"当社のホースアセンブリ長さ公差は、JIS B 8362に従っています。

500mm未満 +10mm(-0mm)
500mm以上 1000mm未満 +15mm(-0mm)
1000mm以上 2000mm未満 +20mm(-0mm)
2000mm以上 5000mm未満 +1.0%(-0mm)
5000mm以上 +2.0%(-0mm)

樹脂ホースに流体でガソリンを使用検討中です。耐薬品性で見ると使用可ですが、使用しても他には問題はありませんか?

ガソリンを流体として弊社ホース製品をご使用される場合には、次の点で注意が必要です。①ガソリンが流れる事により発生する静電気と、気化ガスの透過に対する注意・対策が必要です。②ホースコアチューブはガソリンに侵される事はありませんが、ホースは不燃性ではありません。炎に近づけたり、高温度域で の使用などはホース自体が溶融・燃焼する可能性があります。使用条件によっては使用不可の場合もあります。詳細は弊社までお問合せください。

使用していたホースをカットして、新しいキャンパカを接続しても問題ありませんか?

使用できません。ホースの外内径寸法が変化している可能性があり保証できません。無理に使用した場合、ホース抜けや漏れ等の問題が発生する可能性があります。

ホース金具「スウェイジ継手」のアセンブリオイルを推奨品以外で加締めるとどうなるの?

スウェイジ継手をホースにアセンブリする場合、加締め治具の「ダイ」と「ホース継手」の間に強い力がかかります。そのため、推奨品以外の油では焼き付き現象が起こりやすくなります。焼き付きが起こった場合、ホース継手が座屈し正常な加締めが行われず耐圧性能が低下する恐れがあります。

ホース金具のSEとSFの違いはなんですか?

シート面形状の違いです。SEが雌シート、SFが雄シート形状です。特に性能的な違いはありません。

「チューブ」と「ホース」の違いを教えてください。

弊社では「基本的に耐圧性能を向上させる為に、繊維補強層などを持つもの」を「ホース」、「持たないもの」を「チューブ」として呼称しています。

ホースにエアを流しても大丈夫ですか?

ホースの物性的には全く問題がありませんが、1.0MPa以上で使用する場合は、高圧ガス保安法や条例によって規定されています。また、弊社の樹脂ホースは主に液圧を目的として開発しており、適用流体として「空気」の性能確認をしておりません(適用流体に「空気」は掲載しておりません)。使用を検討される 場合はお客様での十分な確認が必要です。

ノンコンタクティブホースの漏れ電流値はどれくらいですか?

「液圧用繊維補強樹脂ホースアセンブリ JIS B 8362 - 1994」に電気絶縁性(ノンコンタクティブ)として、漏れ電流は、「150mmの試料に37.5kVの電圧を5分間加え、50μA以下」と定義されており、弊社でもそれに従っております。

継手寸法でカタログに記載していない箇所の寸法が知りたいのですが、どうすれば良いですか?

弊社のノウハウに関わる部分以外の寸法であれば、必要に応じてお答えしています。カタログでは、使用上必要の無い寸法は、混乱を防ぐため記載していません。

ホースベンド継手でSE90とAE90とでは何が違うのですか?

AE90タイプはSE90タイプに比べて各寸法が短く質量も軽量になっています。これは、加工方法が異なることによります。SE90タイプのように接続部の部品とパイプがろう付けされたタイプと異なり、AE90タイプはパイプをフォーマー加工することにより接続部を加工しており、スリム化、軽量化などを 図っています。なお、AE90タイプ、SE90タイプは、それぞれの加工性にみあったサイズの継手に適用しています。

N3130ホースと3130ホースは何が違うのですか?

N3130はコアチューブに「ナイロンライナーコアチューブ」を採用しています。対して3130には「ナイロンチューブ」を採用しています。「ナイロンライナーコアチューブ」は弊社が独自に開発した技術で、より柔軟性を向上させています。適用継手では、3130にはリューザブル継手が使用可能ですが、 N3130には使用できません。サイズにより最高使用圧力も若干異なります。

ホースに水溶性切削液を通していますが問題ありませんか?

「水溶性切削液」には種類があり、その具体的な薬品名を確認する必要があります。基本的には60℃以下での使用であれば問題ありませんが、「水溶性切削液」の種類には使用出来ない薬品が含まれている場合もあります。使用に際しては薬品名をご確認の上、弊社までお問い合わせください。

ケーブルベア内でホースを最小曲げ半径値で使用していますが、どれくらいまでもちますか?

使用条件や配管状態により異なりますので、一概に寿命をお答えすることができません。弊社では、一定の条件による磨耗試験を行っており、必要であればそのデータを提出させていただいております。最終的にはお客様のご判断になりますのでご了承ください。

ホースが外部と接触する個所に使用するのですが、注意することはなんですか?

できるだけ接触しないように配管していただくことになりますが、どうしても接触する場合は、ホースの接触する箇所にスパイラルチューブ等の保護材が必要になります。ホースの補強層に磨耗が到達すると、耐圧保持力は著しく劣化し非常に危険です。メンテナンス時に磨耗度合いを確認していただくことが必要です。

樹脂ホースはゴムホースに比べてどんな利点がありますか?

一般的にワイヤー補強層ゴムホースと比較して次の利点が挙げられます。軽量、外径が小さい、内面清浄度が高い、曲げ半径が小さいなどが挙げられます。ホース外面の耐磨耗性や耐候性、耐油性にも優れています。また、アセンブリツール「マーク10」を用いての現場アセンブリや、プッシュワンで配管が可能なキャ ンパカ継手が使用出来るのも樹脂ホースの特長です。

カタログで「ナイロンコアー」と「ナイロンライナーコアー」とありますが、何が違うのですか?

「ナイロンライナーコア」は、樹脂ホースにさらに柔軟性を持たせるために弊社が開発した独自の仕様によるコアチューブです。ナイロン樹脂単体の「ナイロンコアー」に比べて柔軟性がUPしています。

ホースの最小曲げ半径と柔軟性は違うのですか?

最小曲げ半径はホースが折れる事なく使用可能なホースの曲げ内側半径です。柔軟性はホースを曲げる時の力で必ずしも最小曲げ半径が小さい方が柔軟とは言えません。

LF70ホースはなぜ柔らかいのですか?

弊社が独自に開発した「ナイロンライナーコアチューブ」を採用し、さらにその他の構造にも工夫をすることで柔軟性を出しています。柔軟性は、弊社のラインナップの中ではトップクラスです。

ホース・チューブをカタログの上限で使用した場合の寿命、保証期間を教えてください。

寿命はカタログ値以外のさまざまな要因にも影響され、また、使用用途は千差万別ですので一概に決められません。ご必要であれば、弊社の一定の条件で測定した資料を提出させていただきます。それを元にお客様でご判断いただく形になります。