Coming Soon 過酢酸除染バリデーションツール
一般的にバイオジカルインジケーター(BI)とは、除染効果を評価するために使用される微生物を含む試験体です。除染剤に対して高い抵抗性を持つ芽胞を形成する菌を担持させたBIを、除染対象の空間や設備内に配置し、除染後に回収して培養します。生菌の有無を確認することで、除染の有効性を科学的に判定できます。
PIC/S GMPや日本薬局方準拠の除染評価方法
ニッタ過酢酸除染システムでの事前の除染評価で性能を確認済み!
ニッタの過酢酸除染システム(FOGACT、FOGWORKS、VPASS)の除染評価で使用可能であることを確認済み。
特徴
- 日本薬局方準拠の指標菌を使用
Geobacillus stearothermophilus Cell Line (ATCC) 12980 - 冷蔵保存不要
BIおよび培地は、室温15℃~30℃で保存可能 - 培地の色の変化で除染結果判定
BIの陰性/陽性の判定は培地の色の変化で容易に確認可能
上:培養培地 下:BI
競合製品との比較
| 項目 | ニッタ 過酢酸除染バリデーションツール |
M社 |
|---|---|---|
| 保存方法 | 室温保存(冷蔵不要) | 室温保存(冷蔵不要) |
| 使用期限 | バイオロジカルインジケーター:36ヶ月 培地:24か月 |
18~24ヶ月 |
| 判定方法 | 培地色変化(紫→黄) | 培地色変化(紫→黄) |
| 菌種 | G. stearothermophilus ATCC12980 |
G. stearothermophilus ATCC7953 |
| 菌数 | 10^6、10^4 | 10^6、10^5、10^4 |
| 過酢酸除染で確認 | あり | 不明 |
| 成績証明書・D値等 | 記載あり | 記載あり |
ニッタの過酢酸除染システムを使った除染評価で性能を確認
ニッタの過酢酸除染システムで、「過酢酸除染バリデーションツール」を除染した際の、菌数の減少に関する確認試験を実施しました。
※画像を押すと、PDFで拡大できます。
高品質な製品 & 信頼性の高い製品
- 製造メーカーであるTrue Indicating社の製造施設は以下の認証を取得
- ISO 13485認証
医療機器の品質マネジメントシステム(QMS)に関する国際規格 - ISO 11138-1認証
「滅菌プロセス用バイオロジカルインジケーターの一般要求事項」を定めた国際規格
- ISO 13485認証
- FDA登録番号:3017524825
- 日本薬局方準拠
指標菌:Geobacillus stearothermophilus Cell Line (ATCC) 12980
使用方法
- バイオロジカルインジケーター(BI)を除染対象エリアに設置する。
- 対象エリアの除染を行う。
- BIを滅菌したピンセット等を用いて密閉が可能な袋に回収する。
- BSC、クリーンベント等のクリーンな環境内でBIのタイベック袋からステンレス皿を取り出して培地に入れ、55~60℃で7日間培養する(図1.)。
- 未滅菌のスポアディスク1個を陽性対照として使用する。
- 7日後に、培地の色が黄色く変化すれば陽性、紫色であれば陰性判定。
図1.

<豆知識>
指標菌(バイオロジカルインジケーターに使われる菌)は、強い薬剤耐性を持つ「芽胞」という状態で特殊な紙に包まれています。この紙は空気やガスは通しますが、外から他の菌が入ったり、中の菌が外に漏れたりすることはありません。
そのため、他の菌の影響を受けず、除染や滅菌の効果を正確かつ安全に確認できます。
また、培養温度が55℃~60℃のため、常在菌の影響を受けにくく、信頼性の高い確認が可能です。
仕様
| 型式 | 品名 | 内容・仕様 |
|---|---|---|
| BC-SDGT-06 | 過酢酸除染バリデーションツール BI_06 | 6Log10 BI 100枚、スチールディスク6mm、Tyvek Pouch |
| BC-SDGT-04 | 過酢酸除染バリデーションツール BI_04 | 4Log10 BI 100枚、スチールディスク6mm、Tyvek Pouch |
| BC-PGM-100 | 過酢酸除染バリデーションツール TSB培地 | TSB培地 100本 |
ご質問・お問い合わせ
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