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アメリカ現地法人はこうしてできた。

ニッタは、約100年前の20世紀初頭(大正時代)から、べルト製品を海外に輸出するなどグローバルな活動を始めていました。

40年近く前の1980(昭和55)年には本格的にアメリカに進出し、初の現地法人NII(Nitta International Inc.)を設立。さらに1989(平成元)年には初めての製造販売会社NIA(Nitta Industries of America Inc.)を設立し、工業用べルトの製造を開始しました。

1993(平成5)年にはNIIとNIAが合併し、現在のNITTA CORPORATION OF AMERICA(NCA)が誕生。その後、樹脂製ホース・チューブの事業も開始して、成長を続けています。

ニッタグループのグローバルな活動は、巨大な市場を持つアメリカを突破口として進んできたと言えるのです。

NCAのあるジョージア州は、どんなところ?

州都アトランタは、
1996年夏季オリンピックを開催した大都市。
コカコーラやCNNの本社がある。

アトランタ国際空港は、
発着数・利用者数が世界一の「世界一忙しい空港」。
東海岸(ニューヨークなど)、
北部(シカゴなど)、
南部(ヒューストンなど)の大都市へ、
いずれへも2時間程度の
フライトで行ける、交通の要衝だ。
それも、NCAが本社を置いている
大きな理由の一つ。

ジョージア州は、
緑豊かな自然を有することでも知られ、
多くの国立公園がある。

「我が心のジョージア」という
ジャズのスタンダード曲も有名。
ジョージア州は古き良き
アメリカの雰囲気も残している。

ゴルフのマスターズが
開催されることで
有名なオーガスタも、
ジョージア州。

NITTA CORPORATION OF AMERICA(以下NCA)があるのは、アメリカ・ジョージア州。州都アトランタの北東に位置するスワニー(Suwanee)という街の郊外です。

周辺は、いわゆる工業団地で、食品会社やIT関連企業などのオフィスや工場が並んでいます。でも、それぞれは緑地に囲まれ、ゆったりと間隔を取って建てられているため、隣の建物が見えないほど。日本の工場団地のイメージとは、ずいぶん違います。

敷地へと通ずる道路は、NCA専用。そこには「Nitta Drive(ニッタ通り)」という看板が立って います。

通りからは社屋が見えないほど、緑に囲まれている。
ベルトやホース・チューブで、 アメリカでも確固たる地位を築く。

NCAの敷地には、オフィス棟と2棟の工場があります。

主力事業は工業用べルトや、樹脂製のホース・チューブ。

ニッタグループは、生産を世界の拠点で連携して行っているので、NCAが扱う製品の中には、アメリカで一から作る製品もあれば、日本の工場でつくった製品を輸入し、アメリカの顧客向けに加工のみをする場合もあります。さまざまなニーズに対応した製品を、どこから材料を仕入れて、どのように作り、どう納品するか。グローバルな視野でのモノづくりが進められています。

NCAの業績は着実に拡大しており、それに合わせて、2017年に工場を拡張しました。

加工前の大きなベルトが、広いスペースに保管され、加工される順番を待つ。
ニッタ名張工場から関空経由で来たチューブ。
この後、アメリカの顧客向けに加工される。
拡張されたばかりの工場には、まだ空いているスペースが。
まもなく新しい生産設備が導入され、生産力が増強される。
取引先には、あんな会社やこんな会社!

工業用ベルトの数ある取引先の中で、有名と言えば、USPS(アメリカ郵便公社)。NCAは、 USPSと契約を結び、郵便物の仕分け搬送システムのためのベルトを、全米の施設へ向けて納品しています。

近年伸びている分野は、ネット通販の物流システム用のベルトです。なんといってもアメリカはネット通販大国。あちこちの巨大な物流倉庫で、ニッタのベルトが採用され、モノを運んでいます。また、取引先はアメリカだけではありません。「本社はアメリカだが工場はメキシコや南米にある」といった会社も多いため、納品先は北米、中米、南米と広がっています。

出荷前のベルト製品に添えられた伝票。
この製品は、南米アルゼンチン向けだ。
試験室もあり、
日本の工場と同等の設備が整っている。
取引先には、あんな会社やこんな会社!

いわゆる日系企業であるNCAですが、
社長をはじめ役員・社員のほとんどは、アメリカ人。
長い歴史の中で、すっかりアメリカに根付いています。
日本からは常時、2名前後の社員が赴任しています。

私は、今から約30年前、アメリカにできたばかりのニッタに入社しました。セールスマネージャー、工場長、役員を経て、2007年から社長を務めています。私が初めての日本人以外の社長です。

この30年間に、NCAの売上高は約10倍になり、従業員数も5倍以上になりました。取引先もどんどん広がってきました。当初は繊維メーカー、その後、建設機械メーカーや、紙製品メーカーが増え、近年では物流会社が伸びています。時代の流れの中で、常に新しい産業に必要とされながら、成長を続けているのです。

When you surround yourself with good people, Good things Happen.(いい人たちに囲まれると、きっといいことが起こる)まさにそんな30年でしたし、それはこれからも続いていくと思います。

日本の本社では分担して担当する仕事も、 NCAでは人数が少ない分、一人で幅広く担当します。その分、大変だけれど、おもしろい。来た当初は早く日本に帰りたかったけれど、今はもっといたい気持ちです(笑)

技術サポートのマネージャーとして取引先へ出かけることも多く、英語力や交渉力が日々鍛えられています(笑)。こちらの人たちは、みんなフレンドリー。妻や子どもと一緒にアメリカでの生活を楽しんでいます。

NCAのボードメンバー(取締役会)。いつかあなたも彼らに会うかも!?

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